こちらの記事で常時SSLにする方法を書いたのですが、すでにサイトを3つほどSSL対応させています。
そういえば、SSL化するとサイト表示が高速化する、という噂がありましたので、ついでに検証してみました。
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なぜSSLでサイト表示が早くなるのか
SSLは経路を暗号化するものなので、httpより余分なことをしていることになります。ですので、おかしいと思った方は多いかもしれませんね。
なぜ、SSLでサイト表示が早くなるのか。それは、ChromeなどがBrotliという新しい圧縮アルゴリズムを搭載しており、その動作にhttpsが必須になっているからです。圧縮率は従来のものと比較して、26%ほど向上したようです。
こちらの記事に詳しく書かれています。
SSL対応前後の計測結果
そこで、下記の記事で紹介した”GTMetrix”を使って、SSL対応前と後で表示性能を計測してみました。
SSL対応した後はこんな感じです。
あまりいいスコアではないですね。
GTmetrixには比較する機能もついてますので使ってみました。その結果がこちら。
右がSSL対応する前で左がSSL対応した後です。
変わらないですね。むしろ遅くなっているような気もしますが、このあたりは誤差の範囲でしょう。
エックスサーバーに問い合わせた結果
そこで、今度はエックスサーバーのサポートに問い合わせてみました。
結果、下記のような回答が帰ってきました。
お知らせいただいた『Brotli』の対応状況でございますが、
当サービスでは現在のところ対応いたしておりません。こちらについては前向きに検討をしたく存じますが、
導入に際する詳細につきましては現段階で未定でございますことを
ご了承くださいませ。ご希望に沿えず申し訳ございません。
とても丁寧な回答をいただきました!
結局、ブラウザが対応していてもサーバー側が対応しないとBrotliは機能しない、ということですね。
もしも、サイト表示が高速化できれば、SSL対応する意義が増えますので、ぜひ導入してもらいたいです!
まとめ
現段階では、まだサーバーがBrotliに対応していないため、SSL対応してもサイト表示が高速化することはなさそうですが、今後に期待して待っていましょう!
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