ここ数日、悩んでいたことがあります。
それは、ブログにSSLを導入すべきか、否かです。悩んだ末に当面の対応を決めたので、説明したいと思います。
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SSLサイトは検索結果で優遇される
悩みの種はこれです。
1年前にGoogleがSSLを導入しているサイトを検索結果で優遇する、というコメントを出しています。
最初は微々たる差ですが、徐々にその効果を強めていくとのことです。
アフィリエイト広告への影響
SSLに対応したときに問題点はアフィリエイト広告への影響です。
SSLに対応していない広告の画像があると、URLの欄のカギアイコンに警告マークがつきます。『安全でないリソースが含まれている』という意味になります。これは、あまり印象がよくありません。場合によっては、警告のポップアップが出ることもあります。
2016年2月時点で、A8やバリューコマースなどのアフィリエイトはSSLに対応していません。
Google AdSenseは、SSLに対応していない広告主が多くあるようです。SSLに対応している広告のみを表示させることも可能ですが、数は少なくなります。
そもそも、なぜSSLが必要か?
Googleのポリシーを除いた場合、そもそもなぜSSLが必要か、考えてみます。
SSLでないと、ブラウザとサイト間でのやり取りが筒抜けになって、悪意のあるユーザーに傍受される可能性があります。SSLにすると、この経路が暗号化されます。
ただ、サイトから一方的に情報を伝えているだけのブログであれば、もともと記事の内容は誰でも見れるので、SSLで保護する意味はありません。
ユーザーにフォーム入力させるサイトであれば、入力内容が漏れるおそれがあるので、SSLに対応したほうがいいでしょう。
アフィリエイト広告が全てSSL対応したら考える
ということで、ブログについてはアフィリエイト広告が全てSSL対応したら、SSL化を考えることにしました。それまでは、もう少しA8などのアフィリエイトでも遊んでみたいので、非SSLでブログを運営しようと思います。
SSL対応したほうがよいサイト
下記のようなサイトは最初からSSL対応したほうがよさそうです。
- フォーム入力させるサイト
- クライアントとデータをやり取りするWEBアプリケーション
- 広告を使わないブログ
サブドメインはSSL化に向いていない
調べていてもう一つ分かったことがあります。
基本的に、サブドメインの場合はそれぞれのサブドメインごとにSSL証明書を購入する必要があります。ワイルドカード証明書という、サブドメインに対応した証明書もありますが、かなり高価です。
したがって、サブドメインはSSL化には向いていません。SSL化するのであれば、いっそ別ドメインも取得して個別のサイトに育て上げたほうがいいかもしれません。
まとめ
当面はアフィリエイト広告への影響を考えて、既存のブログにSSL対応はしないことにしました。今後、つくるブログやサイト、WEBアプリケーションでは、SSLの導入を検討しようと思います。
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