魅力的なブログにするためには、投稿記事のタイトルと本文の構成に気を使う必要があります。
よく勘違いされがちなのですが、文章が上手な人が魅力的なブログの記事を書けるとは限りません。これは単に文章能力を問われるだけでない、ブログ独特の注意点、ユーザーに読んでもらうためのテクニックが存在するからです。
このテクニックも奥が深く、一つの記事だけで説明しきることはできません。ここでは、ごく基本的に抑えた方がいいことにポイントを絞って説明したいと思います。
この作法に慣れていないと、後で投稿を直すことになってしまうので、気をつけて読んでください。
[toc]
タイトル
魅力的で検索性のよいタイトルにする
タイトルは非常に重要です。
ユーザーはタイトルを見て記事を読むか、読まないか判断することになります。ユーザーが目にしたときに思わず読みたくなるようなタイトルを心がけましょう。「〜を使うべき10の方法」とか、よく使われるものもあるので、他のブログなどを見て研究するとよいでしょう。
検索エンジンにも使われます。したがって、ユーザーが検索するときに使うであろう、キーワードを意識してタイトルをつける必要があります。言葉が正確でないと、検索にヒットしません。
大きなテーマの場合は、シリーズ記事にする
複数の記事で大きなテーマについて、投稿を書く場合はシリーズ記事にしたほうがよいです。シリーズ記事と認識させておけば、最初の記事で関心を持ってくれた場合、次の記事も読んでくれる可能性が高くなるからです。一覧で見た場合での視認性が良くなるメリットもあります。
【】や()に共通項を書いて、何のシリーズかグルーピングすると分かりやすいでしょう。また、①、②、③のように番号をつけて、今どの辺りを読んでいるのか、ユーザーが分かるようにするとよいです。
本文
ベーシックな本文の構成
本文の構成は、以下のようにするのが基本形です。
- 導入文
- 見出し(h2)と文章のセットが複数
- 結論 or まとめ or 次へのつなぎ
まずは、この形で記事の書き方を覚えるとよいでしょう。
導入文は約10行で本文に引き寄せる
導入文は非常に重要です。投稿一覧で表示されるのは導入文です。また、記事を開いた場合でも、この導入文が魅力的でないとその先が読まれません。
広告を出す場合は、収益率アップの観点でも重要です。一番クリックされるのは、ファーストビュー近くで表示される広告なのです。このため、記事本文中(最初のh2の直前)で表示される広告は非常に重要なのです。一方で、Google AdSenseではファーストビューで広告が画面を支配してしまうことは禁止されています。
例えば、導入文が2〜3行程度では、スマホで表示した場合にファーストビューで広告が占める割合が大きすぎるので、規約にひっかかります。
レスポンシブ広告にしてもいいですが、それでも2〜3行だと広告が小さくなり、明らかにクリック率は落ちます(下記が表示例)。
そのため、導入文は約10行書いておくと、大きな広告が使えるようになりクリック率も高くなるのです。
見出し(h2)はユーザーの問いを想定して書く
ユーザーと次々と問いを持ちながら記事を読んでいくので、次はどんな問いを持って読むのか、想定して見出しをつけていくとよいです。問いの流れがユーザーの頭の中とあっていると、興味を引いてもらえます。
記事を読んでいるユーザーが思い描くであろう、疑問を見出しにすると効果的です。あるいは、ユーザーが「ん?なんでなんだろう」と思うような、ユニークな見出しをつけて本文に誘ってもよいでしょう。
あまり、要約的なタイトルばかりで構成させないほうがよいです。
文章は、3行〜5行で段落を分ける
小説や論文を書いているわけではないので、段落分けは積極的に行いましょう。
段落分けをこまめに行わないと、文章が見づらくなります。3〜5行で段落を分けるとよいでしょう。
ブログ内で巡回性をよくする
ブログの内部リンクを積極的に使って、自然にユーザーが巡回するような流れをつくってやると、ユーザーの離脱を防ぐことができます。
また、自分のブログの記事をリンクで引用すると、古い記事も見てもらえるようになります。
Googleなどの検索エンジンも内部リンクを含めて評価しているので、巡回性をよくすることはSEO対策にもなるのです。
キーワード・キーセンテンスには太字を使う
ツールバー上は『太字』となっていますが、これはただの太字ではありません。HTML上は<important>タグになっているのです。これは検索エンジンの対象になっています。
やはり、ユーザーが検索するであろう、キーワード・キーセンテンスを意識して太字にしましょう。
最後はちゃんと締める
記事の終わりを明確に伝えて、投稿の内容を再度印象づけるとよいです。関連する記事があれば、その記事へリンクで導くのもよいでしょう。
まとめ
簡単なようでいて、実は奥が深いのが投稿の書き方です。他のブログなどを参考にし、ユーザーにどのように見えているか、意識しながら投稿を作成しましょう。
次の記事はこちらです。
コメント