『ブログ開設編』では、エックスサーバーの自動インストール機能を使ったWordPressの導入方法を説明してきました。初心者の人はこれでいいのですが、運用に慣れてきたら手動でインストールを実施したほうがよいです。
ここでは、手動でWordPressをインストールする方法を説明します。
この記事は下記を前提に書いています。
- 環境はMacを使用している。
- エックスサーバーのSSH設定は済んでいる。
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手動インストールのメリット
手動インストールのメリットは下記です。
- データベース名を好きな名前で設定できるので、バックアップのときなどに間違えにくくなる。
- WordPressの構造を理解でき、バックアップや運用の知識がつく。
特に最初のメリットが重要かと思います。自動インストールにすると、wp1, wp2といった形でデータベース名がつくのですが、バックアップ&リストアするときに間違えやすいです。間違えないためにも、ブログの名前を連想するような名前をつけるのがいいでしょう。
データベースを作成する
最初は、ブログに使うデータベースを作成します。エックスサーバー上の作業になります。
『サーバーパネル』->『MySQL設定』の『MySQL追加』タブからデータベースを追加できます。文字コードは必ず『UTF-8』にしておきましょう。
作成したデータベースに、アクセスユーザーを設定するのも忘れずに実施しましょう。アクセス権未所有ユーザーを選んで『追加』ボタンを押下します。
WordPressをインストールする
まず、WordPressをtar.gz形式で取得します。
SCPでサーバーにwordpressをコピーします。
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scp -i 【秘密鍵のパス】 -P 10022 wordpress.tar.gz 【サーバーID】@【サーバーID】.xsrv.jp:/home/【サーバーID】 |
次に、SSHでサーバーにログインします。
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ssh -i 【秘密鍵のパス】 -l 【サーバーID】 -p 10022 【サーバーID】.xsrv.jp |
さきほどコピーしたwordpressを、インストールするディレクトリに移動します。
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mv wordpress.tar.gz $HOME/【ドメイン名】/public_html/【サブドメイン名】 |
下記のサブドメインのディレクトリに移動して、解凍します。
1 2 |
cd $HOME/【ドメイン名】/public_html/【サブドメイン名】 tar xvzf wordpress.tar.gz |
ディレクトリ名も変えておきましょう。
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mv wordpress wp |
これでインストールは完了しました。あとは設定が残っているのですが、長くなったので次の記事で説明します。
次の記事はこちらです。
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