先日、運営しているサイトが劇重といっていいくらい、急に遅くなる自体が発生しました。
アクセスが急に集まっているのかと思いきや、そうでもなさそうです。
はじめての事態だったので焦ってしまいましたが、無事に対処して直すことができましたので、もしも同じような目にあったときに参考にしていただければと思います。
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まず、原因を特定しよう
最初にやるべきことですが、どのあたりに原因があるのか、目星をつけましょう。
稼働させているレンタルサーバーに問題があるのか、それとも表示に使っているPCやブラウザの調子が悪いのか。
まず、ブラウザのキャッシュを削除して、ChromeやFirefoxなど複数のブラウザからアクセスしてみましょう。特定のブラウザだけが遅くなっている場合は、そのブラウザに原因がある可能性があります。
PCやスマホからもアクセスしてみましょう。これで回線に原因があるのか、切り分けることができます。
次に、複数サイトを運営している場合は、他のサイトも遅くなっているのか、確認します。すべてのサイトが遅くなっている場合は、レンタルサーバー側になにか障害が起きている可能性が高いので、レンタルサーバー業者に問い合わせた方がいいかもしれません。
PHPのバージョンを変えてみる
私の場合は原因はこちらでした。
PHP7を使っている場合はPHP5まで落として、FastCGIの機能を無効にします。XServerではPHP7のままではFastCGIは手動で無効にできませんでした。
詳しく調べてませんが、なんらかの形でリソースが回収されずに溜まってしまったのでは、と推測しています。
FastCGIもいいことばかりではないのかもしれませんね。
プラグインを停止する
似たような理由で、キャッシュなどを使っているプラグインに不具合が生じている可能性があります。
運営に支障をきたさない限り、プラグインを停止させてみましょう。
.htaccessの記述を見直す
.htaccessにキャッシュを効かせるような記述をしている場合は、それが原因になっている可能性があります。
一度、必要な記述以外はすべて削除してみましょう。
エックスサーバーの場合、最低限必要な記述は下記のようになるはずです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 |
suPHP_ConfigPath /home/【サーバーID】/【ドメイン名】/xserver_php/ # BEGIN WordPress RewriteEngine On RewriteBase / RewriteRule ^index\.php$ - [L] RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteRule . /index.php [L] # END WordPress AddHandler fcgid-script .php .phps FCGIWrapper "/home/【サーバーID】/【ドメイン名】/xserver_php/php-cgi" .php FCGIWrapper "/home/【サーバーID】/【ドメイン名】/xserver_php/php-cgi" .phps |
エラーログを確認する
それでも直らない場合はエラーログを確認しましょう。エックスサーバーの場合は、サーバーパネルでエラーログを確認することができます。
これでプラグインがエラーを出していたら、そのプラグインを停止させてみましょう。
まとめ
WordPressが急に遅くなった場合は、どこに原因があるのか切り分けましょう。その次に、キャッシュなどで高速化などを実施している設定を順番に見直していくとよいと思います。
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