最近、ブログを増やしたので、特定の記事だけ別のブログへ移動させました。ブログごとにカテゴリーを決めて記事を整理したいと思ったのが狙いです。
たとえば、雑記ブログの中から株の記事は株のブログへ、育児の記事は育児ブログへ移動させました。
ところが結果として、取り返しのつかないことになってしまうことが分かりました。詳しく説明したいと思います。
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実施した手順
実施した手順は301リダイレクトを使った一般的な方法です。
まず、移動元のブログからまるまる記事をコピーして、移動先のブログで新しく起こします。画像も同じく移動させて同じURLになるようにします。
その次に、移動元のブログからは削除して、プラグインの『Ridirection』で移動先のブログのURLへ301リダイレクトさせるように設定しました。このようにすることで古いURLへアクセスしても新しいURLへリダイレクトされて、GoogleのRobotも記事が移動したことを検知してくれます。
人気のある記事とない記事でインデックスの反映が違う
まず気が付いたのは、インデックスの反映の仕方です。
人気のない記事の場合は上記の手順を実施すると、すぐにGoogleの検索結果で移動先のブログの記事として表示されるようになります。
一方で、人気のある記事はしばらく移動元のブログの記事として表示され、これがなかなか変化しません。
推測になってしまいますが、今まで稼いだアクセス数によってインデックスの持続時間が決まっているのかもしれません。
検索結果のランクはかなり落ちる
それでも、1ヶ月くらいたつと人気のある記事も移動先のブログの記事として、検索結果に表示されるようになります。
ただし、その時点では検索結果のランクはかなり落ちてしまいました。
移動する前はGoogleの検索結果で1ページ目に表示されていましたが、301リダイレクトで移動させた後は5ページ目でやっと表示される程度になってしまったのです。
これも推測になりますが、挙動としてはRobotが移動元の記事がなくなったと判定した後にゼロからインデックスを登録しなおしているのかもしれません。
人気のある記事を引っ越すのは諦めた方がいい
以上のことをふまえると、人気のある記事は無理に他のブログやサイトへ引っ越すのはやめておいたほうがいいです。
全くアクセスのない記事を他のブログに引っ越すことで、意外と目を引いてアクセスを集めるようになることはあるので、こちらを目的に実施したほうがよいです。
ブログ全体を引っ越すのは大丈夫
一方でブログ全体を別のドメインへ引っ越す手法は一時的にはアクセスが落ちましたが、特に問題はありませんでした。
私が使ったのはGoogle Search Consoleでドメイン変更を伝える方法です。
今回の記事単独での移行はGoogleのツールは特に使っていなかったので、あらためてGoogleのツールの強力さを思い知ったのでした。Googleのツールがカバーできないことは無理にやらないほうがいいのかもしれません。
まとめ
記事の引っ越しを検討する場合でも、アクセスを集めている記事を引っ越すのはやめておきましょう。
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